「イサム・ノグチ」

modmasa2004-01-10


本屋に行ったらCasaBRUTUS(http://www.brutusonline.com/casa/)のイサムノグチ特集を発見。彫刻家の中で一番なじみ深い作家だ。小学校以来の親友Yと学生時代にまだ出来ていない香川県の牟礼町にあるアトリエ(現イサムノグチ美術館)に探索に行った。(http://www.isamunoguchi.or.jp/)当時はほとんど情報が無く地名だけをたよりに彼と探しまくった。その土地は石の町で石加工の工場が所狭しと並んでいた地域であった。地元の人に聞いても誰も知らないし二人で感覚だけを頼りに歩いた。何度も道を引き返しては路地を曲がって行ったりした。頼りになるのは地名と本で見た何枚かのアトリエの写真。今思っても良く見つけられたと思う。印象に残ってるのは彼だけが居なくなったアトリエで周りでは石の工場で石をたたく音がして、アトリエの石段の向こうでは沈む夕日が彼の作品に陰影をつけていた事だ。ほんんど不法侵入で入って行った。美術館になる前のアトリエは彼が実際どのように創作に打ち込んで居たのかが伝わってくる。また、「モエレ沼公園」(http://www.dosanko.co.jp/eyeswalk/moere/index.html)はその規模の大きさに驚いたものだ。ここまでくるとランドスケープのジャンルに入る。自然の光、風と一体となった空間は爽快。気がつくと子供たちにまじって彼の遊具で遊びふけって居た。地元の子供も遊びにきているようで楽しかった。場所によって人気がある遊具とそうでない遊具があるみたいで特に人気は水の場所だった。僕のお気に入りは「プレイマウンテン」山に登ってのんびり過ごすのは最高!!札幌にある「BLACK SLIDE MANTRA」(http://www.consolstile.com/noguchi/locations/slidemantra.html)雪の白との対象が凄く印象的だった作品。使われてどんどん形が変わって行く滑り台の彫刻。