2004-08-01から1ヶ月間の記事一覧

 「副産物ファサード」

仮囲いで覆われた建設現場。仮囲いが使い回されてる建材であるが故に微妙な色の配色になっている。微妙な光沢感がある素材が故に見る角度によって光ってる部分があったりしている。ビル一杯に借りが恋されてるが故の形態の露出。工業製品、使い回される素材…

 「遠景 >>> 近景」

表参道裏に出来たkate spadeの店舗。洋館を改修して店舗に使われている。外壁の煉瓦をそのまま生かして新たにメッシュ状のネットを覆わせてファサードを形成している。Jean nouvelのSant-James Restaurant Hotelの様にメッシュで覆われているのだが。素材自…

 「試行錯誤」

リボン状の形態を連続させて土のフェンスを作る班はワイアーメッシュを真にして大量生産出来るように型の上に重ねるようにして作成していった。デザイン>材料>加工>パーツ化>梱包>運搬>現場設置と一連の作業を想定しての制作であった。材料が土である…

 「形態柔軟」

5つのグループによって作品を作り上げていった。世界遺産ルドゥーの塩工場の外壁工事の為の仮囲いを土のフェンスで作るグループは土の準備をした。以前に使って固まってしまってる土を砕き、目の細かいものに振るい分ける作業を行った。作業を通して土がどん…

 「手巻き感覚のブレッドランチ」

Les Grands Ateliersでの昼食は近くにあるスーパーにて仲間で購入して皆で食べた。フランスパンが0.7EUROと滅茶苦茶安い。リンゴを始めとして果物、野菜、チーズ、サラミも豊富で安くて旨い。食は生活の基本であり、食を囲めがうち解けられるものだ。男集で…

 「日焼けの美学」

4/26でも日差しが夏並みなLes Grands Ateliers。期間を通して一回夜に雨が降った以外は大快晴の日々。日本では紫外線の害の認知度が高まり紫外線防止の製品が沢山出回っているが、ここフランスでは未だに白人の太陽に対する憧れがあるのか日焼けが流行だ。男…

 「人と人との接点で生まれる場」(場=空間、状況)

吉阪隆正,早稲田大学芸術学校(旧早稲田大学専門学校)の校長。早稲田時代は丁度U研究室だった鈴木恂先生を始めとしたU研出の建築家達が世に広めようとしていたころで、学生の間ではあまり知られていなかった。写真を見る限り先生そのものだ。吉阪隆正はその…

 「言語以外の会話」

異国の地で共同して作ること。実際にその場所で寝泊まりし一週間手作業で作る。そこの場所(アトリエ+レジデンス)の環境(共に自炊)に居て制作して体験することがとてつもなく大きな事だと日本に帰ってきて振り返るとよく分かる。夕暮れ時に屋外でのんびり…

 「実際の1/1のスケール」

実際の住宅までもこのアトリエで作ることが出来る。什器も揃っている、吹き抜け丈夫にはクレーンが走っていて重たいものも実際に作ることが出来る。加工がかなりの精度で出来るためプロ並みの仕上げを可能にしている。アトリエの外部には煉瓦、木材、竹、土…

 「自分の手で作ること」

Les Grands Ateliers。建築学生が実際に制作するために設けられた施設。現在ではヨーロッパ中人が集まり滞在しながら制作をしている。実際の住宅までも作れる施設、その設備の充実に圧巻。材料も土からガラスまで揃っている、加工するための設備も充実してい…

 「偶然遭遇建築」

駅前にあった学校。こんなところでこんなにもインパクトがある建築があるとは驚きである。旧校舎に増設されたであろう建築。コンクリートのマッスな質感が圧倒的な存在感を醸し出している。彫刻的なフォルムを見ていると建築は美術の世界に属してる事を痛感…

 「ただ前進あるのみ!」

grands-ateloersの最寄り駅。周りに何も無い駅。こんな機会じゃなかったらおそらく一生来ることもない駅。とてつもなくゆっくりした時間が流れている。電車が行き去ってしまえばホームには誰も居ない。駅の境界も曖昧で簡単な柵があるだけだ、どこからでも入…

 「火の光の儚さ」

衛生写真で見ると欧米の白熱色に比べて日本列島は蛍光色で覆われている。電気代が高い日本では消費電力の良い蛍光灯が主流になってるからだ。2004年の冬至の日、12月21日夜、8時から10時の2時間「100万人のキャンドルナイト」が催される。原始時代人は火の明…

 「機能の追求美」

Bernd & Hilla Becher.NYメトロポリタンで彼らの作品を生で見た。同一の画面の中に、複数の同一施設(例えば給水塔)の写真をグリッド状に配置した作品はモノクロ写真でとても印象的だった。標本の様に並べて、相互の関係性を強く考えさせる作品技法は、時代…

 「経済大国=スポーツ大国」

2004/10/10 日本選抜×ハンガリー選抜。東京五輪40年記念の試合とあり、日本選抜は青のパンツに白のシャツ、胸に日の丸の東京五輪当時のデザインそのままのユニホームを着用して試合に臨んだ。W杯予選と重なり主要メンバーが居なく、天候も前日悪化で雲行き…

 「フェイクファサード」

ファサードのリフォームに竹を用いてる例。路地裏の昔からある飲み屋。京都祇園の様なファサードの様相を出そうとしている。竹の短冊を既存のファサードにビス止めしただけの建築。面で二面覆うことにより角地と言うこともあり少し高級感が出ている。よくよ…

 「まちの衣替え」

自由が丘にて行われている交通社会実験「不法駐輪対策」。株式会社ジェイ・スピリットが目黒区と共同で行っているプロジェクト。駅前不法自転車駐輪対策+交通バリアフリー実験+「ひとにやさしいまちづくり」の実現に向けて、歩行者とバスの共存を目指すここ…

 「行き交う構成」

LYON駅の構内は二階にホームが有り一階部分がコンコースに成っている。一階は二層分の階高があり気持ちがいい。ホームからコンコースへの階段は一度コンコースの中間の層でワンクッション通路となり階段に成る。一旦上層から眺めて一階に下りてくる仕組みが…

 「抜けのデザイン」

LYON駅のホームにあるエレベーター。このエレベーターは何故だか扉がホームに対して二方向に開く。なので開いた瞬間にこちら側からホームが全貌出来る仕組みに成っている。ホームのどちら側にも出れる様になっているのか、満員時に両側から出れる様になって…

 「waving land」

近代、電車の車窓が出来人々の世界観は大幅に変わった。流れて世界を見る事が出来る様になった。車の車窓とはまた少し違う要素を電車は持っている。一心同体(目的地に向かう夢)の大所帯が同時に移動する世界観。TGVの客室の車窓は紫外線防止のフィルムが貼…

 「感知出来る程度の空間」

予想以上にTGVのインテリアは細部までこっていて凄い。特に電光掲示がサイン計画のメインをなす。そのため地図などもバックライトによって路線図が光っていて幻想的だ。二階建ての車両は複雑に入り組んでいて上下を蛇行しながら列車が繋がっている。食堂車ま…

 「一瞬の廃墟感」

駅から電車が消えホームに誰も居ない一瞬の時間。駅は廃墟と化す。あれほどまでに旅の夢で満ちあふれていた空間が電車がその夢を運び去り残ったのは陰影だけだ。ほんの一瞬であり、ホーム側だけがそのような空間に包まれた。そこで起きる出来事、人々の存在…

 「反転的世界」

TGVにてParis >> Lyonへ。世界最速のイメージ強いTGV。新幹線のライバルだ。駅には新旧の歴代のTGVが肩を並べてありまるで展示上のようである。角張った旧型から新幹線のコピーみたいな流線型の新型まで勢揃い。まだ薄暗い朝の終着駅は幻想的だ。駅の大屋根…

 「やっぱり赤!」

MIKADO。フランスで売られているポッキー。そのネーミングが凄い!MIKADO=帝、御門。なんとご立派なネーミングなのだろう。日の丸らしき赤丸が気になる。自動販売機で良く売られているほどベストセラーのお菓子。やはりポキポキ食べるからポッキーって名前が…