「ひょんな事で消えてしまう作品を生み出す現代」

modmasa2004-03-25

「帰路に付き日々の日常のスケジュール通りにmacの電源を入れる。淡々と行われる行程に異変が起きた。どうも悲鳴にも似た変な音がする。HDの悲鳴。咄嗟に電源を切る。寿命を止めるかの様な行為。」
あまりにも危険な状態なのでバックアップを敢行。調べてあまりのデーターの量に愕然とする。最近のファイルは軒並み大きくなっている。mp3なども音質を追求すると圧縮率が下がり大きなファイルになっている。mp3だけで60Gぐらいある。愕然!!もうCD-Rでは対処出来ない領域に入って来た。そしてHDももう信用出来ない。DVDしかないのだろう。一瞬にして消えてしまうデジタルの世界。作品のファイルも消えたら最後。紙面に残そうにも紙から年々インクが蒸発して行く。新しい100年プリントもホントそのぐらいもつのだろうか?何千年も残っている古美術はさすがに凄い。ひょんな事で消えてしまう作品を生み出す現代はその危うさがまた新しいのかもしれない。