上原ひろみ

jazzピアニスト上原ひろみ。テレビ『情熱大陸』への出演も記憶に新しいのではないだろうか。キリン「モルト・スカッシュ」CM出演とあっという間にスターダムにのし上がったHIROMI(上原ひろみ)の待望のセカンドアルバム「Brain」。最近いろんなジャンルを聞いてきただけにmodern jazzのシンプルさが凄くいい。それに生音っていいなと感じさせてくれる曲だ。アルバムタイトルと同じTrack-4 brainではテクノとの競演も果たしている。そのピアノのインパクトに圧倒。メリハリが効いていて自然とリズムをとってしまう。
(http://www.yamaha-mf.or.jp/art/official/hiromiuehara/)

2003年に『アナザー・マインド』で華々しいデビューを飾った上原ひろみ。なんとデビュー作は第18回日本ゴールドディスク大賞まで受賞した(「ジャズ・アルバム・オブ・ザ・イヤー」)。そしてこのセカンド作だが、03年12月、テネシー州ナッシュヴィルにある有名なスタジオ、サウンド・キッチンでの録音だ。デビュー作発表後のライヴでは、アンソニー・ジャクソン&マーティン・ヴァリホラとの息の合ったコンビネーションが印象的だったが、これはその3人による演奏(ベースは曲によってトニー・グレイ)。 まず1曲目、これはライヴで大ウケしたエネルギッシュなテクノ・ジャズ。ブルース・リージャッキー・チェンのカンフーをヒントに書いたというユニークなナンバーだ。デビュー作もそうだったが、この人の音楽にはジャズとロックとクラシック(それ以外にもなにやかな)が渾然一体となっていて、幻惑される。テクノ・ジャズからしっとりとしたムードのソロ・ピアノまで、とにかく多彩な音、そして才気煥発を絵に描いたような水際立った演奏が鮮やかだ。

ブレイン

ブレイン