「今井智己」

modmasa2004-10-20

デビュー作『真昼』から変わらない強い眼差しで日常を見つめる今井智己。2001年の処女作品集『真昼』の表紙は、暗闇の中で鈍く照り返すガードレールを捉えた夜景で今でも印象的だ。何気ない日常の闇を照らす街灯。日常の風景を知らなければその闇の先は未知の世界だ。鑑賞者個々人の記憶と想像でしか構成できない闇がある。写真の切り取られた外の枠から降り注ぐ光と、闇の奥の世界が『真昼』の魅力だ。
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真昼