「鬼気迫る演技」

The Machinist　(2004)
約30キロ減量して挑んだ鬼気迫る演技を『バットマン・ビギンズ』に抜擢された若手実力派クリスチャン・ベイルが挑んでいる。
特にこの彼の減量ぶりが凄い。冒頭からここまで役になりきる気迫を感じる。
2004年のサンダンス映画祭やベルリン国際映画祭など多方面で絶賛されたサイコ・サスペンス。
監督は『ワンダーランド駅で』『セッション9』の鬼才ブラッド・アンダーソン
1年間眠っていない男が体験する悪夢のような世界、、暗号めいた数字や記号を散りばめ、衝撃的な物語だ。
ブルーがかった映像トーンがとても印象的であり、眠くなりそうな音楽（テルミン）の使用によって段々主役と鑑賞者が同化していく。
舞台はロサンゼルスなのに、ロケ地はバルセロナで行われた様だ。
その為に道路標識から小物まで全て現地に持ち込んだというんだから役者も監督も凄い。

ストーリー: 極度の不眠症で1年も眠れず、病的に痩せ衰えた機械工のトレヴァー（クリスチャン・ベイル）。自宅で不気味な貼り紙を見つけ、新しい同僚に出会って以来、彼の周囲で奇妙な出来事が頻発する。誰かが自分を陥れようとしていると感じたトレヴァーは、疑心暗鬼になっていく。
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