「デジスタ」(http://www.nhk.or.jp/digista/)

modmasa2004-01-24

久々にテレビに見入る。学生時代は良く創作のモチベーションを上げるためにデジスタを良く見ていた。最近全く見ていなかったけど深夜再放送をしていたので没頭した。特にデジスタ・アウォード2003とアルスエレクトロニカ2003特集(http://www.aec.at/en/index.asp)だった。明和電気http://tenjin.coara.or.jp/REPORT/1999/01/0112meiwa/)がアルスではオープニングを飾るなど番組的にも面白かった。やはりアルスは毎年テーマがあり深いアートの祭典と言えるのではないだろうか。以前の遺伝子の年は医学とアートの融合までいき。表現として倫理観の問題が提示された。遺伝子組み換えによる蝶の作品など、かなり深いテーマの作品が目白押しだった。今年のテーマは「コード」時代ごとに変わって行くコードをどうとらえるかが今年のテーマだった。デジスタは流石国営テレビという事もあり作家への世界的なバックアップは凄い。アルスにもデジスタの優秀作品が展示されていた。ARS ELECERONICA 2003(http://www.cgarts.or.jp/CGreport/ars2003/)アグネス・メイヤー・ブランディス(独)の円柱上に切り取られた地層をスキャンすると妖精が見える作品。エレクトロニクスの発達と物質と人間の存在とを上手く呼応した作品ですごいと思う。昨今のテクノロジーアートはその技術が全面に出過ぎていてアートとしてこちら側に伝わってくるものが少ない作品がとても多い中この作品はユーモアにも飛んでいてみていて楽しそう。アルスは学生がバイトとして働くのが人気の様でそれによって、アルスの人々もアートを通して沢山の事を考える様だ。日本の文化活動も一つの参考にしてみる価値あり。文化庁のリポートページ発見(http://plaza.bunka.go.jp/festival/ars/report/index.html