「仮面舞踏会」

NYの建物を見上げると必ずと言っていいほどあるのが給水塔の存在だ。昔ながらの木で出来たものが未だに存在している。その風景はどこか歴史を感じさせて懐かしさが伝わってくる。また開発などで隣地が無くなってる建物はどこか寂しげ。今まで身にまとっていたものを剥がされてしまったやどかり、はたまた鬼遊びで鬼になり10数えてる間に仲間が全員家路についてしまった時の子供みたい。ちょっと頼りなげに立ってる姿はまた魅力的でもあるのかな。これを見るとよくわかる様に、建物のファサードだけ一枚の表層(仮面)になっていて、そこが町並み(道の雰囲気)を合わせている。その仮面を変えるだけでどんなお隣さんともうまくやっていけるみたいだ。次にこの隣にやってくるものによってこの建物はどのように変わるのだろう?

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