「Silent Poets」

modmasa2004-02-24

ファンの間から要望が高く長らく待たれていた、Silent Poetsベスト・アルバム「Once In A Lifetime Opportunity」視聴あり(http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=23981)。ジャズ、ダブ、ロック、テクノ、ソウル・・・全ての音楽を吸引しつつジャンルに集約されない、独自の無国籍サウンドは常に我々に衝撃を与えつづけている。

田法晴(pro、samples、keys)と春野高広(sax、pro、keys)からなるユニット、サイレント・ポエツ。美大時代に参加していたアマチュア・バンドで、様々な音楽的実験(ジャズ、ニューウェイヴ、レゲエ、ダブ)を試みた彼等は、バンドという生音主体のスタイルで、自分たちの世界を表現することに限界を感じ、打込みユニット“サイレント・ポエツ”をスタートさせる。美大繋がりと言う事もどこか馴染めるところなのかな。

最初に聞き始めたのがそのユニット名からだった。どことなく落ち着いた曲を作ってるってるんだろうという勝手な解釈で聴き始めた。クールで、幻想的なダブ・ワールドを堪能させてくれる、日本が世界に誇るダブ・ユニット“サイレント・ポエツ”の名を世間に一躍広めた名作といえば、99年発表の『TO COME...』。そこに収録されている中でも -2-  I WILL MISS THIS HOLLY GARDEN は落ち着いた感じで凄くいい。最初に聞いた時からこの曲は聞き覚えがあったので何かで使われていて聴いていたのかもしれない。 -05-  TO COME...も個人的に好きな曲の一つだ。NYの街でこれを聴きながら歩きたいなと無償に思う今日この頃。ダブのテイストが良くどこか渋いが感じがありNYで聞きたい。アルバムWords and silenceはFarewellなどダブなのだけれどもピアオの音源がはいてる事によりjazzyな曲に仕上がっていて仕事から帰って来たときに一息入れる曲としてお気に入りだ。最近ではaco「the other side of absolute ego」、平井堅「Kiss of life」などでmix活動もしているようである。また浅野忠信の初映画監督作品「トーリ」(http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1906995)にも参加しているようである。jazzからクラブ系まで満喫出来るアーティスト、いろんなジャンルを吸収しての今後の制作に期待大!
To Come: Another Version
FIRM ROOTS
SUGAR MAN EP
FOR NOTHING