「tokyo.sora」 （ASIN:B000069B7Z）

「tokyo.sora」（http://www.tokyo-sora.jp）ただただ映画のパンフレットを見てみようと思った作品。空が見たくてみた作品だった。東京の空をこの人はどう捕らえるのかに非常に興味があった。CMでトーンを追って来た人間だけあって、そこら辺は期待通りだった。ストーリーや構成はまだまだこれからの様だ。賛否両論ありそうなのはこれが映画である点だろう。映画として持ちこたえられない作品に感じた。CMの様に一瞬にしてそのトーンを伝えるにはいいのだが映画として成立するためにはそれだけでは足りなさすぎなのか？逆に映画だから表現出来る作品なのかもしれない。ガレルに近い作品なのかもしれないがあそこまでの作品に重みは無い。そう言う点でも現代的なのだろうか。日常はうまく描かれている。日常と東京そらを考えるにはいい映画。北野ブルーには無いブルー。これの男版を是非とも見てみたい。もう一度見て何かを発見出来る事に期待！

【STORY】
東京の空の下に住む6人の女の子達。いつもティッシュ配りのバイトをしている売れないモデル（本上まなみ）、絵のモデルをしながら日本語を勉強している台湾からの留学生（孫正華）、ある絵のデッサンをきっかけに自分の小さな胸の事で悩み始める美大生（中村綾乃）、流行らない喫茶店でマスターとくだらない話をしているウェイトレス（高木郁乃）、同じランパブで働く小説家志望のヨーコ（板谷由夏）と美容師見習いのユキ（井川遥）。みんな置かれた環境はそれぞれだけれど、なんとなく自分の周りにいそうな女の子。20代の女の子ならどこかで感じたり、出会ったりした事のある瞬間。そんな時の中で彼女達は何を思うのか…。

一年は早い！あっという間だ。あの時の目黒川にもまた桜満開の季節がやってきた。日本はやっぱり４月がスタートなんだと痛感！