「暗くとも浮いてる!」

modmasa2004-04-17

シャルル・ド・ゴールの駅までの移動時に通る通路の動く歩道。全体にプレキャストコンクリートで作られてる流線型の空間。ここでの照明は天井面飲まん中に一直線上に延びる一本の蛍光灯、ただそれだけ。空間的には寂しさが募るほどの寂しい空間。照度があまりにもなさ過ぎな空間とはこういうところを言うようだ。ただ照度が低いだけでは無いようで側面がガラス面で覆われてるので外部に広がる飛行場の明かりを見る事が出来る。
天井面の蛍光灯は普通だと配管用に使う穴を敢えてデザインに取り入れている。または、裏のデザインになるようなダクト用の穴をデザインとして採用しているようだ。ピロティ同様建築の世界は無重力を幻想としてデザインされるところはいつの時代も変わらない。ものとものが接せずに浮いたように見えるのは魅力的なデザインとして見えるようだ。