「状況デザイン」

modmasa2004-07-26

Apple-proに佐藤可士和のインタビュー。「デザインって結局、形をいじることではなくて、ビジョンとか企業や商品の“考え方を形にする”ことが仕事。言語外言語というか、空間であったり、映像であったり、グラフィックや音楽、Webなど、メディアは何でもいいんだと思います。形をいじる仕事だと思っていると先に進めないんですよ。もちろん、それぞれのビジュアルはとても重要なんです。なぜなら、それがインターフェイスになるから。ビジュアルを通して、人と人がコミュニケーションするから、そこの精度が高くないと伝わらない。だから、すごく重要なんですけど、その奥にあるものを考えるようにしないといけない。それを考えるのがぼくの本当の仕事だと思っています。状況をデザインして今までと違う視点で見せること。」ジャンルの違うアーティストのアプローチを知ると自分のアプローチが見えてきて面白い。ビジュアルデザインのアプローチのデザイナーがどう幼稚園などの実際の空間を作るのか凄く興味がある。子供が使う空間は、どっぷり浸かってしまった大人社会のデザイナーがどこまで子供に近づけるかと同時に、いかにして子供的発想(キノコハウス、ピカチューハウスなどの発想)を現実的な空間にデザインするかが要の様に感じる。また、その後に多大な影響を与えるだけに凄く難しい。
http://www.apple.com/jp/pro/design/samurai/
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佐藤可士和

アートディレクター/クリエイティブディレクター
商品/ブランド開発、CIからプロダクト、店舗、空間、広告キャンペーンまで幅広く手掛ける。

 1965年東京生。1989年多摩美術大学グラフィックデザイン科卒。同年、博報堂入社。在籍中は「こどもといっしょにどこいこう」というメッセージを、本人のイラストによる絵本のような世界観で展開する「ホンダ ステップワゴン」、斬新な表現手法で常に話題を提供したTBCの一連のキャンペーン、パルコグランバザール等数々のヒットCMを手掛ける一方、「キリンチビレモン」では自ら商品開発からパッケージ、広告までをトータルにアートディレクションする。
 2000年5月博報堂退社後、クリエイティブスタジオ「SAMURAI」設立。
赤・青・黄の三色だけでキャンペーン展開した「Smap」から「Smap Vest」「ウラスマップ」「Drink! Smap!」「MIJ」まで、SMAPの新しいブランドイメージと存在感を提示し続けるアートワーク、また商品開発からパッケージ、広告展開までトータルに行う「極生」「生黒」(キリンビール)、「体質水」(キリンビバレッジ)などアートディレクションの新しい可能性を提案するクリエイティブを得意とする。
 2002年、パリの「資生堂ラ・ボーテ」にて個展「TOKYO 02-03 」を開催。2003年、六本木ヒルズTSUTAYA TOKYO ROPPONGI」のロゴ、空間ディレクション、ショップサイン、グッズデザインおよびプロモーションキャンペーン等のアートディレクションや、株式会社TカードのCIプロジェクトを手掛ける。また同年、初のショートフィルム「ART DESIGN」を発表し、音楽制作、演奏も担当。最近の仕事は、CS音楽チャンネル「MUSIC-ON! TV」のCIプロジェクト、Mr.Childrenmy little loverのアートワークなど。現在はCIや幼稚園リノベーションのクリエイティブディレクション、化粧品のブランド開発、プロダクトデザインなど、既存の枠組みにとらわれず多方面にわたってアートディレクションの力を発揮するプロジェクトが進行中。

●受賞歴
東京ADCグランプリ、東京ADC賞、亀倉雄策賞、朝日広告賞、東京TDC金賞、JAGDA2000新人賞、ACC金賞、日本パッケージ大賞金賞、JR東日本ポスターグランプリ、日経広告賞、毎日広告デザイン賞優秀賞、ニューヨークフェスティバル銀賞、他多数。

佐藤可士和の超整理術

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SAMURAI 佐藤可士和のつくり方

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1冊まるごと佐藤可士和。 (Pen BOOKS)

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佐藤可士和 gggBooks 67(スリージーブックス 世界のグラフィックデザインシリーズ67)

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佐藤可士和の仕事と周辺 (Artist,Designer and Director SCAN)

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