「まちの衣替え」

modmasa2004-08-10

自由が丘にて行われている交通社会実験「不法駐輪対策」。株式会社ジェイ・スピリットが目黒区と共同で行っているプロジェクト。駅前不法自転車駐輪対策+交通バリアフリー実験+「ひとにやさしいまちづくり」の実現に向けて、歩行者とバスの共存を目指すこころみのトランジットモールが同時に行われている。不法自転車駐輪対策として駅前の不法駐輪地域の歩道にカラーコーンで囲いガードマンを立たせて駐輪できないようにしている。その代わり実験的に借りた丸いの駐車場跡地を自転車駐輪場として設置している。これにより駅前の自転車をどの程度の駐輪スペースでまかなうことが出来るか、駅前以外の放置がどれほど増えるかを実験しているようだ。交通バリアフリー実験は「ひのき通り」の一部区間で歩道を拡げて車道を狭める交通バリアフリー実験を実施している。拡幅する予定の場所にカラーコーンとガードマンが立っていて実際の人の動きと車の通行を実験していた。
小学校時代には住宅街だった遊歩道も今ではテナント(無印、GAP)が並ぶ店舗街になっている。住宅街もマンション建設ラッシュにより住民が増えた、その上に雑誌などの影響により外来者の数が増え続けている。久品仏、奥沢にまで自由が丘と名付けられたマンションが並び通勤時の自転車の数は増えるばかりである。開発と同時に計画されてない付けがずっとほったらかしたままで、対策としては撤去だけが策だった。自転車駐輪所を設置しないで放置自転車と言うばかりである。街を活性化させるのを容認して大型店舗の開店だけを許し住宅街を商業地域化、マンション建設で大もうけした地主は恩恵を受けた分、街の放置自転車対策にも協力的になるべきだ。20年近く問題にされてきた問題が今一歩進もうとしているようだ。目黒と世田谷が入り組んだ場所である自由が丘、その気になれば自転車駐輪場も上手く街の一部に取り入れそうである。遊歩道+公園+駐輪場を街に分散して単なる駐輪場の場所だけの提案ではない試みも見てみたい。駐輪スペースを有料化する例が一般的だが税金や自由が丘ブランドで潤っている店などから収入を得て街の活性と上手く調和する方法もありそうだ。
http://www.jiyugaoka.or.jp/paper/paper0403.html
自由が丘TMO 〜ターミナル16号〜
http://www.toshinren.or.jp/kattsei/kattsei067.htm