「朽ちないデジタルアート」

modmasa2005-05-07

sodaplay イギリスのSoda Creative Technologies Limited社によるJavaアート。
バネを組み合わせ、動き・重力・摩擦をコントロールして生き物のようなモデルを作ることができる。
操作に慣れるまでは少々時間がかかるがGで重力の強さを、Fでfriction摩擦を、Kでバネの堅さを調節したりしながらそれぞれのパラメーターに即した生物が誕生する。
瞬時にその動きが変わったりと面白い。
かなり昔に教わったサイト、その当時は今ほどブロードバンドでは無かったが今と変わらず楽しめた。flashなど多様な表現が出来る時代だがシステムが軽く楽しめるサイトつくりに徹していている素晴らしいJavaアートサイトだ。時が経っても楽しめるというのが何よりの説得力である。
Soda – Digital Arts for installations, furniture and apps

使用方法
まず、生き物のように動いているJavaアプレットのバナー"Sodaconstructor"からページに入る。
最初に、簡単な操作方法を覚えるため、一つのアプレットを起動しよう。画面中央上にある"Click here to Play"をクリックすると、Sodaの基本的なアプレットが起動する。

画面上に、プルダウンメニューのあるウィンドウが現れただろうか?
メニュー左から見ていこう。

はじめに"Simulate"。
現在「シミュレート」されていることを表している。さらに、"autoreverse"で自動繰り返し、"gravity on"(重力オン)になっている。

メニューを変更しながらいたずらから始めよう。
"gravity on"を"gravity off"にしてみて欲しい。カニのように動いていたオブジェクトが、宙に浮き始めた。重力が無くなったので、浮かび上がってしまったのだ。さらに"gravity reverse"(重力逆さま)で、重力を上向きにできる。かわいそうに、このカニのようなオブジェクトは逆さにされると起きあがれない。

左下のGFKと並んでいるパネルを動かすことで、もっと興味深いいたずらができる。
Gで重力の強さを調整できる。あまり重力を強くすると立ち上がれなくなる。
Fは、friction摩擦。摩擦を小さくすると滑りやすく、逆に大きくすると、つっかかってぎくしゃくする。
Kは、バネの堅さ。当然だが柔らかくするとふにゃふにゃになる。やりすぎるとぺちゃんこになってしまうので、マウスでつまんで元に戻そう。弱った生き物をつまみ上げるのと同じだ。

"file"を開くと、すでにいくつかのモデルが用意されている。"load Saved model"で呼び出して遊んでみよう。

"clear all"でモデルを消去して、"construct" からまったく自分の考えたモデルを作成することもできる。線で結び、形を作るのは簡単だが、動きを調整するのは至難の業だ。はじめは地面で痙攣を起こしているようなモデルしかできないだろう。試行錯誤してみてほしい。
sodazooには、ユーザーが作成したモデルが保管されている。あなたもおもしろいモデルができたら、display@sodaplay.comに送ってみよう

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