「歴史とカレー」

modmasa2005-06-30

友人オススメの共栄堂のスマトラカレー。
(東京都千代田区神田神保町1-6サンビル地下1階 tel.03-3291-1475 営業時間11:00−20:00 定休日 日・祭日)
神保町エリアにあるというのもこの店の魅力。おまけに地下だというのもポイントが高い。
友人が常連客(週3,4回行くという)ということもあり入るや否や「いつものね!」の店長さんとの会話。
この会話もこの店の魅力を一気に引き出した。
辛いカレーの辛さを売りにしているカレーじゃないけど、「様々な材料の味、スパイス風味をソースに溶かしこみながら、さらっと仕上げている」というようにさらりとしたスパイシーなカレー。黒々としたカレーが何とも特徴的で歴史を何故か感じてしまう。笑顔の店長の印象的。
神田古本屋街を訪れた時には寄っておきたい店。神保町エリアには風情のある、この街によく似合う、この街でしか味わえない名店が数ある。
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明治の末、行き詰まった日本から脱出して南方雄飛を志した長野県伊那の伊藤友治郎は、広く東南アジアに遊び知見を広めて、南洋年鑑を著わす等、南方の風俗を紹介、通商貿易に大いに貢献しました。彼の地の風物を愛した氏は、大正の末、京橋南槇町今の東京駅近くに「カフェ南国」という、当時としては斬新なカレー、コーヒーの店を開きましたが、関東大震災のため瓦解しました。氏よりスマトラ島のカレーの作り方を教わり、私共の口に合う様アレンジしたものが、共栄堂のカレーでございます。様々な材料の味、スパイス風味をソースに溶かしこみながら、さらっと仕上るのが当店のカレーの特徴でございます。私共の先祖のルーツの一つ、東南アジアに思いをはせながら御賞味頂ければ幸せでございます。当店のカレーは素材の風味を生かせるよう具の種類に合わせ全て別々のソースを作り分けています。とろみ粉を使わず、野菜と香辛料のみで引き出したスッキリとした辛さをお楽しみいただけると思います。また、お客さまに旬を感じて頂けるよう10月からは素材の良さを引き出した焼リンゴをご用意いたしております。辛いカレーのあとにとろけるような食感の焼きリンゴを是非御賞味ください。
スマトラカレー共栄堂 東京神田神保町のカレーライス
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