「原寸手書き図」

modmasa2005-08-15

芸大にて行われていた吉村順三建築展のエントランスにあった原寸図面。
「軽井沢の山荘(吉村山荘)」(1962)の当時の図面を原寸まで拡大して展示している。
残念ながら軽井沢の山荘は二階部分がメインなのでロビーに立ったりして空間を感じる事は出来ないが、どのくらいのスケールの建物かを原寸断面図として実際に見ることが出来る。
手書き図面であるので手の癖や筆圧の強弱による描き方によって空間を描く事が伝わってくる。
拡大されてることにより癖がより見やすくなる。
手書きでいて拡大による原寸。この相反する展示がとても面白かった。
噂では原寸の模型を作る予定もあったとか。

「建築家として、もっともうれしいときは、建築ができ、そこへ人が入って、そこでいい生活がおこなわれているのを見ることである。日暮れどき、一軒の家の前を通ったとき、家の中に明るい灯がついて、一家の楽しそうな生活が感じられるとしたら、それが建築家にとっては、もっともうれしいときなのではあるまいか」

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