「サダハル・アオキ イズム」

modmasa2005-11-25

「パティスリー・サダハル・アオキ」
東京都千代田区丸の内3-4-1 map:x139.7621y35.6761
フランス・パリに「パティスリー・サダハル・アオキ」を3店舗展開するオーナー兼シェフ・パティシエとして、フランス国内はもちろんのこと、母国の日本でもその名は広く知られている青木定治氏。
日経流通新聞のインタビュー自信のケーキに対する哲学などについて語っている.

日経流通新聞より
「歴史あるブランドはどこも接客が第一。作りっぱなしではなく、商品をお客に手渡す部分にも気を入れて」
「職人は金もうけのことばかり考えるようになったらおしまい。毎日仕事をこつこつやることが不動の地位を作る」
「日本人はやわらかなムース菓子が好きですが、私の勝負する分野ではない」
「カウンターごしにお客と向き合い、厳選した素材を使い、『どうだ』とばかりに出す。客が週に何度でも通ってしまうような寿司屋が目標」

職人気質で、自分の世界観を大切にすることから丸の内店の開店前には告知もせず、雑誌やテレビの取材もすべて断っていると言う。最近メディアへの露出が激しいパティシエの対極的な考え方が接客にも現れている。
 http://homepage.mac.com/mod_masa/.Pictures/hatena_photo_03/0091.jpg
写真のケーキはBamboo。
バンブー(竹)をイメージしたシャープなデザインが印象的。
テヴェール(緑茶)をふんだんに使ったクリームは、抹茶の苦味、香りがほんのりと残り、和洋菓子の新しさを感じる一方正統派のお菓子を感じる。
ある意味とてもシンプルで要素が少なくちゃんと素材が生きている。
一番の印象はこの緑茶の緑だ。緑茶緑をも食してることをとても実感する。
上部に添えてあるマカロン、抹茶チョコレートも格別。
特に抹茶チョコレートの美味しさは衝撃的であった。
上記の新聞コメントに裏付けられるように接客がとても気さくで一人一人がケーキを大切にお客さんに届ける意思を感じた。
価格が他有名店よりも2、3割高いのもあるがそれ故に店の品格が少し保たれてる様にも感じる。
その価格故に有名店、日本にただ一件だからこそ生じる大混雑を多少なりとも和らげてると思えば納得だ。


pâtisserie Sadaharu AOKI paris
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