「PRIVATE WORLD」

PRIVATE WORLD 下田 昌克 (著)
自称“絵描き”の下田昌克さんは、ある日突然思い立ち、100万円と最低限の荷物を持って上海行きの船“鑑真号”に乗り込んだ。何のあてもなく、行き当たりばったりで、そのままチベット・ネパール・インド・ヨーロッパを約2年間旅した原色と混沌の放浪記録本。
写真と絵を独特のコラージュで表現した本。言葉も通じない所からの交流。それが色彩やかな似顔絵になっている。
「街を歩いた。着いたその日から、毎日毎日、朝から夜まで街を歩いた。歩いて歩いて、歩いていくとどんどん狭い所に入りこんで、誰かとぶつかり、話がはじまり、そこからまた進んでいくと、思いがけないところで視界が開ける。初めての場所で、毎日驚くことばかりなのに、なぜかなつかしさを感じた」(本文より引用)
ぱらぱらめくっているだけで、現地のホコリや匂い、喧噪が伝わってくるようだ。
そろそろ旅にでるかな〜!

PRIVATE WORLD 下田 昌克 (著)
「94年、中国に北京ダックを食べにいくつもりが、そこからチベット、ネパール、イ ンド、そしてヨーロッパと、けっきょく二年間旅行したときに、会った人 たちを色鉛筆で描きためた絵と、日記をまとめて本を作りました。
旅行中の写真や拾ったものなどを切ったり貼ったり、描いたりした日記帳を材料に、また 切ったり貼ったりして作りました。」
下田昌克オフィシャルサイト [SHIMODA MASAKATSU]より)

下田昌克(しもだ・まさかつ)
1967年7月24日生まれ。 兵庫県立明石高校美術科、桑沢デザイン研究所卒業。1994年から2年間、中国、チベット、ネパール、インド、そしてヨーロッパを旅する。その2年間に出会った人々のポートレイトを描き続け、日記とともに掲載した著書「PRIVATE WORLD」(山と渓谷社 刊)を2002年に発売。1997年、日本に持ち帰った絵で週刊誌での連載を開始し、本格的に絵の仕事を始める。現在、雑誌「SWITCH」にて、スガシカオ連載小説挿画を連載中。

PRIVATE WORLD

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そらのいろみずいろ (えほん・こどもとともに)

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