「柏の葉キャンパス駅 01」

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渡辺誠設計、つくばエクスプレス柏の葉キャンパス駅
全体の不在/部分の規則が全体をつくる:波の曲面は、グラフィック処理ではなく実際の立体とした。5M×約2MのGRCパネルをユニットとし、5M@の構造体に直接取り付けた。内壁にも仕上げはなく、一枚で外壁と内壁になる。外壁面には自浄性塗装が施される。
規則的でない規則/均一カーテンウオールではなく:多様性を許容した規則性。それは矛盾ではなく、実行可能なことが示される。GRCは型から複製される。コスト上、型の数は限られるため、ユニットのバリエーション数には限界がある。また当然ながら、隣接するユニットは立体的に連続した形状でなければならず、適当に組み合わせを変えて並べるわけにはいかない。限られたバリエーションで繰り返しにならないような変化を生むため、反転して接続できる回帰性のある形状を使い、組み合わせのシミュレーションが繰り返された。ここでは、有限個の「パネル型」と有限個の「開口型」の掛け算で、繰り返しの見つからない多様性を得ている。
パネルユニットの型数の制限がある中でいかに有機的な流れを生み出すかの試行錯誤が行われている。
http://www.makoto-architect.com/three_st/tx_01_j.htm
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