「最年少アーティスト」

若干26歳で京都造形芸術大学情報デザイン学科教授に抜擢されたアーティスト束芋(最年少アーティスト キリンコンテンポラリーアワード最優秀賞受賞、横浜トリエンナーレ2001出品)。日本の今を風刺したクセのあるアニメーション+映像インスタレーションアーティスト。独特の色彩を使い歪んだ日本の今を面白く表現している。インタビューを見ているとハツラツとしている。ビデオ・インスタレーションと言っても、ハイテクを駆使してるわけでもない。アニメーションのタッチは木版調で浮世絵風色づかいだ。差別的な視線や、自虐的な暴力とエロティシズムの充溢の映像。森村泰昌、荒木経惟に代表される、日本の恥部を「見世物」として商品化の流れと重なって見える。彼女がつくるビデオ・インスタレーションの毒気はどこから来るのだろうか？表現が若々しくさらっとしてるのがその毒気を緩和させてるのかもしれない。
■映像作品
http://www.ufer.co.jp/ufer/tabaimo/hatsuimo/index.html
Tabaimo: ODORO ODORO
■インタビュー他
http://www.hi-ho.ne.jp/gallery/eye/25/01.html
http://www.fujitv.co.jp/event/art-net/abe/002.html
http://www.kobe-np.co.jp/rensai/kiei/16.html