「サーカス建築」

Rem KoolhaasのNational Dance Theater。1987年当時のデザインが踏襲された建物。ファン・モウリックのデザインによる「コンサート・ホール」に接して建設することを義務づけられた上にカレル・ウェーバー設計のホテル駐車場の上に配置している。コンサート・ホール、ダンス・シアター、駐車場の複合体の建築だ。この両建物が接する解決策として幅7mの共通のホワイエをもうける事になる。コンサート・ホールの外壁は一部ダンス・シアターの内壁になる仕組みになる。ダンスをする人の壁画があったり、金色の逆円錐のレストランがあったりと沢山の要素の固まりのサーカスの様な雰囲気の建築だ。建物ファサードに沢山の素材と形態が現れているはそのためだろうか。今のRem Koolhaasには無い淡い色調の内装が印象的だ。