「形態と色味」
コプ・ファン・ゼイト地区にあるperipheriques設計のオフィス棟。とにかくその色味で目立つに目立つ。この殺風景な再開発地区では行き過ぎたマゼンダ、オレンジカラーが良く似合う。アルミのファサードの均等間隔目地を無視した日本のバラック建築に近い外壁の張り方が良かった。その張り方故に既製のサッシュ枠を使ってるの感じさせない。長方形マッス形態に凹みをつけその部分を黒く塗る事によって凹凸感がより強調されてるファサードになっている。軽量鉄骨の倉庫建築だが、形態と色味の操作で面白みを出している。
2001年7月7日〜8日のワークショップでもお世話になったperipheriques
講師:ペリフェリック、アトリエ・ワン、後藤武、三宅理一
主催:「トーキョー・カスタマイゼーション・ワークショップ」実行委員会
後援:フランス芸術文化活動協会、フランス大使館
「カスタマイズ」をテーマに、公募した学生と講師が東京の都市空間を2日間リサーチしました(詳細は関連ホームページを参照)。調査結果は学生と講師の間で軽快にディスカッションされ、写真とドローイング満載の「ガイドブック」としてまとめられました。成果品は、「IN-EX02(ペリフェリックの建築雑誌、2001年10月発刊)」の素材となりました。