「ブリッジ階段」

槇文彦（槇総合計画事務所）設計、中津市立小幡記念図書館
小幡記念図書館は、福沢諭吉を終始補佐し慶應義塾大学第２代塾長を勤めた小幡篤次郎氏の蔵書や著書、
遺墨などを収蔵した図書館。
中津の古い城下町に調和した近代的な建築。
敷地は中津城へつ続く道沿いに位置している。
プログラムは研修部門と図書館部門の2つのゾーンからなり、低いヴォールト状の屋根がそれぞれの空間を特徴づけている。

中津市立小幡記念図書館
日本図書館協会建築賞(1995年）、公共建築百選建設大臣賞（1998年）を受賞。
大分県中津市片端町1366-1 map:x131.1845y33.6038
TEL:0979-22-0679
休館日：毎週火曜日・祝日
設計：槇文彦（槇総合計画事務所）
総工費：約11億４千万円
掲載雑誌　SD2000.01　JA16-槇文彦　新建築1993.06
中津市立図書館

　
　ルーフテラスと裏庭を繋ぐ階段。
　隣地の美術館側に一端上がり折り返してブリッジによりテラスへと上がる仕組み

　
　階段下デティール。地面に接する基壇のRC階段とスチール階段の組み合わせ。

　
　ルーフテラス側の階段。パラペット上に浮かすことにより軽いブリッジとしてデザインされている。

The Architecture of Fumihiko Maki: Space, City, Order, and Making

Fumihiko Maki: Buildings and Projects

槇文彦のディテール―空間の表徴‐階段