「幻想遊園地」

The Machinist　(2004)
監督は鬼才ブラッド・アンダーソン
機械工のトレヴァー（クリスチャン・ベイル）が飛行場カフェのウエイトレスの子供と遊園地に行く場面。
遊園地=非現実的世界という場面設定により、よりトレヴァーの現実と非現実を曖昧化している。

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数少ない昼間のシーン、全体を見渡せるワイドなショットにもかかわらず、
ローアングルを上手く利用して周りの世界感を剥奪している。
ジェットコースターという列車以外は無人であり、機械的なオブジェが
工場の世界観を上手く引き出している。
　

この映画の中でも人間味ある綺麗なシーン。子供=純粋な存在　を利用している反面
遊園地=非現実的世界という矛盾する構図もより現実と非現実感を曖昧にしている。
水面の虚像、映像が光を捕らえた純粋さがとても印象的。
遊園地にこんな場所があること自体変でもある。