「世の中の値段って変?」

modmasa2004-02-16

yamaに「古本屋の楽しみ方を教えて」って言われたので自分なりの楽しみ方を書こうと思う。古本巡りの醍醐味はなんと言っても掘り出し物に出会う事。本を買いに行く場合、本を探しに行く場合と古本屋におもしろいものを探しに行く場合と三通りの楽しみ方がある。建築系の場合は探すのと安く買うのが大体目的になってる。神保町の古本屋街(http://www.book-kanda.or.jp/)で建築系というと明倫館(http://www.book-kanda.or.jp/kosyo/1029/index.asp)>>村山書店(http://www.book-kanda.or.jp/kosyo/1010/index.asp)>>南洋堂(http://www.nanyodo.co.jp/)の順に店を回ると効率よく本を見て買う事が出来る。神保町は値段の相場は高めだけどやはり品揃えを考えると神保町に行くのが一番手っ取り早い。ブックオフhttp://www.ebookoff.co.jp/top.html)の雑誌コーナーを豆に見ると潰れた設計事務所から建築雑誌が入ってる事がある。値段は?100だったりするから驚きだ!アート系は掘り出しものがある事が多い。大体買うと言うよりかは読んだり見て楽しむ事が多い。時たま値段の設定を間違えていてべらぼうに安かったり、絶版になって手に入らない本が安かったりするので面白い。amazonでも豆にチェックすると絶版の本が突然入荷してたりする。morphosiの作品集なんかは絶版になっていて、5倍ぐらいの値がついてた事があった。NYで出版元のrizzoriで探してもらっても今は無いと言うし、NYで一番建築系の本がそろっているUrban Center Booksでデーターベースを調べてもらっても手に入らないと言われた本。それが昨年末amazonに載っていて注文したら次の日に届いた。この二店やその他のNYの本屋も後々アップして行こうと思っている。

「盗賊」(現代文学傑作選) 
初版 帯 眞光社 昭23 三島由紀夫の初期作品 
赤帯付の本は極めて貴重で入手困難
コンディション良 

ちなみにこの写真の「盗賊」三島由紀夫の初期作品が¥1,000,000もするんだとか。世の中の値段っておもしろすぎる。家にこれがある人は是非売るといいと思います!