「内部空間の表出」

modmasa2004-07-20

フランスが誇る9つのグラン・プロジェの一つ、大蔵省新庁舎。以前はルーブル美術館にあったが美術館拡張計画により移転された。1982年のコンペによりPaul Chemetov & Borja Huidobroによる設計。6000人(11m2 /1person)のスタッフと閣僚の為の施設。15万m2の巨大な施設。セーブ側に先端が張り出されており4本の丸柱で支えられている、このセーブ側までせり出してるのが圧巻だ。ベルシー橋を渡る地下鉄のブリッジの引用による建物の長さは計り知れない。フランス大国の象徴的な印象を受ける。良くも悪くも建築は内部の空間を表出してる建物だ。自国の財政に関しての安心感を覚えるのに一役かってるのかもしれない。