「巨大化という象徴化」

modmasa2004-07-21

大蔵省新庁舎はとにかく大きくて長い建築だ。その効果を発揮してるのがファサードのデザインだ。細かく分割されたガラスのカーテンウォール、横長の連想窓のパターン化された大小の窓、ゴシック建築にも通ずるその規則性に酔ってより巨大化されて見える。そしてその巨大化の人間と建築とのスケールの差にこそ、捉えどころが無い(数字でしか捉えられない)大蔵省と言う建築が象徴されているのではないだろうか。