「言語以外の会話」

modmasa2004-08-22

異国の地で共同して作ること。実際にその場所で寝泊まりし一週間手作業で作る。そこの場所(アトリエ+レジデンス)の環境(共に自炊)に居て制作して体験することがとてつもなく大きな事だと日本に帰ってきて振り返るとよく分かる。夕暮れ時に屋外でのんびり作業する。身体をフルに使って空間を感じながら作る事はとても重要だ。そのときの体験は空間をこれから作っていく上で大きな財産になった。このアトリエのセッションは日本人が二人だけと言うこともあり、とにかく溶け込むだけだった。フランス語なんか全く分からないし、意思疎通は不完全な英語だけだ。が、会話というものは言語だけじゃ無いことを痛感する。一緒に作業する行為自体は会話になり、共に食べ、サッカーで遊ぶ事も会話になっていた、その場所で共に過ごしている事が意思疎通の基礎をなすものなのだ。文化習慣が違っても制作し食べ飲み遊ぶ。基本は同じだ。不十分な点は多々あったがその場にいけば何とかなるもんである。彼らの名前を漢字に置き換えてあげると大喜びだ。漢字文化に感謝!!