「New Heaven建築博覧 NO.1」

modmasa2004-02-26

連日NYNYNY!アメリカに行って見てみたかったのはMies、F.L.Right、Louis I.Kahnだった。忙しいNYで唯一見に行けるのがYale Universityだった。ここには Louis I. Kahn設計のYale Art Gallery(1951-53)、Center for British Art and Studies(1972-77)、 Paul Rudolph 設計のArt and Architecture Building(1961-63)、 S.O.M設計のBeinecke Rare Book and Manuscript Library(1961-63)、 Eero Saarinen設計のDavid S. Ingalls Hockey Rink(1959-1960),  Venturi設計のDixwell Fire Stationととにかくアメリカ建築史の名を連ねる綿々の作品が残っている。NYの友人に聞くとYale University(http://www.yale.edu/)のあるNew Heaven(http://www.infonewhaven.com/)(http://www.cityofnewhaven.com/)は治安があまりいい地域では無いと言う事で、早速そこに住んでいる友人に訪ねてくれた。以前は治安がかなり悪化した地域だったようだが今は大学周辺は安全と一安心。事務所仲間にはバスで行ったと聞いていたがNYの友人には電車を薦められた。理由は通勤で使う電車が走っていて直通の便がありバスより速い(大体Grand central stationから2時間ちょっと)round-trip ticket(往復切符)を購入。さすが便が多い路線だけあって一時間に一本は出ているようだ。チケットをもらってすぐに何便かをチェック。電光掲示板で列車をチェックするも載ってない。駅自体かなりでかいのでホームをとにかく目指す、が、駅員に聞かない限り分からない。便を言ってやっとホームの番号が分かり地下へ。地下につくもただドアがあるだけなのでまた駅員に聞く。やっとホームが分かる。ホームで待つも電車自体に記載が無い。日本のように「〜行き」なんて親切じゃない。隣のおばあさんに聞くも「i don't know ,too!」だって!周り見渡すも駅員おらず。また入り口まで戻って駅員に聞く「next train!」どうやら今のに乗ったら違うところに行ってしまうみたいだ。確実+安全は自分で!これがNYルール!結構な距離にしては激安だった。流石通勤用に使う電車だ。NY出るとアメリカの日常のまんまの景色が広がる。川を超えたり森があったりする。均衡の街では同じような家が道沿いに延々と連なり、通りでは黒人が上半身裸で車を洗っていたり、駅前ではのんびり車で待つおじさんの姿があったりした。車内はこれぞアメリカってサイズのソファーが体に馴染まずにある。まさにキングサイズ!ソファーは茶の合皮か何かでその茶色が内装と相まって21世紀になってる事を忘れさせる。NYを出るとそのまんまのアメリカがある感じがする。New Heaven駅がまたいい!ホームから駅舎までは地下道を通って進む。この地下道が少しサーリネンを意識したようなトンネル型のデザインをしている。間接照明もされていて、一気にNew Heavenのイメージが近未来的になる。が、次のエスカレータを上って駅舎へ向かう瞬間、それは見事に裏切られた。New Heavenの駅舎は田舎ののんびりした駅舎だった。エスカレーターを上ると木の背もたれの大きい長椅子がいくつも連なっていて、その周りには間口が小さい店が並び、天井の高い空間が開けている。見上げると期待通りの丸時計。のんびり、ただただ来るのをのんびり待つ人々。一気に時間の進み方変わった瞬間だった。大学までの道のりを調べる前に一気にTaxiへ!時間によっては駅までバス、タクシーが捕まらない可能性もある、それに日本と違い何があるか分からない。って事で道のりをきっちり暗記。駅から大学までにいくつか興味をそそる建築もありばっちり記憶。Taxiで10分もしないでCenter for British Art and Studiesに横付け!運転手とも少し会話が弾みチップを忘れずに、いざCenter for British Art and Studies!(つづく!)