「ちょっとした線引き」

modmasa2004-03-19

NYの路上で気付くのが歩道にぽかりと開いた扉だ。大体店先の歩道についている。中には引きがあって階段付きで地下の倉庫に行けるところもああるが、ほとんどがいきなり歩道に扉が開く様になってる。これは地下の倉庫への搬入口だ。NYでは歩道までが敷地に成ってるようで、そのために歩道まで地下がある店もある。BroadwayにあるOMAのPradaの地下を見てもそうだった。丁度歩道がガラスブロックで出来ていて地下から見上げると光がそこから注いでるのが分かる。一番面白いのは歩いていていきなり目の前の扉が開いた時だ。大体朝方の人手が少ない時間なのだろうけど、あまりに突然で貴重な体験だった。NYの地下世界はどうなっているのだろうか?NYでは地下で暮らす人が居るみたいで、使われなくなった地下通路を縦横無尽に徘徊して生きているみたいだ。こんなちょっとした都市の線引きの違いに寄って面白い空間が広がってたりするので面白い。