fieldwork

 「空隙 都市の間」

秋葉原の再開発に取り残された静寂空間。 JR高架下は駐車場他で利用されているケースが多いが駅近くのこの場所は何も置かれていない静寂な空間として、都市の空隙として残っている。 年に数回営利目的以外の文化的使い方をするのも良さそうだ。どこまでも続…

 「単なる雑居ビル、されどいい味」

地下鉄の駅住吉駅付近の雑居ビル。以前は外部に露出されていた非常階段を屋内の移動用の階段にリフォームされている。半透明塩ビ波板と時間が経って汚れている外壁が絶妙な調和を醸し出し居る。いい朽ち方といってもいいのではないだろうか。 外気取り入れも…

 「緑緑緑の食の空間」

たまたま寄ったそごう横浜店10F・大人のためのレストラン街「ダイニングパーク横浜」。 売り場いっぱいに埋め尽くされている緑緑緑。建物内部なのに海と緑の食祭空間をテーマに緑と海が見れる食の空間が広がっている。改装に伴う投資額は約18億円と屋内レス…

 「提灯アンコウ、冬の工事の風物詩」

冬の寒い時見かける工事現場。前からこの夜の工事現場の照明が気になってしょうがなかった。 以前のライト剥き出しの投光器もあるが最近この風船型の照明をよく目にする。 風船型になった事によって眩しさが抑えられ、360°に光を拡散するのがいいのだろう。 …

 「100円ショップならぬ、99cショップ」

NYにもあった100円ショップならぬ、99cショップ。国が替わっても昨今の価格破壊は留まる事を知らない様だ。日本の掘り出し物を掘り探す感じとは少し違う雰囲気だ。最近はいくつもの100円ショップが競い合ってる事もあり、潰れてしまうところも多々ある。1…

 「現実の裏と表の境」

上野公園の国立博物館前、噴水広場脇。いつもここでは炊き出しが行われている。週末ともなると日本国内、世界中から来た観光客が特にごったかえす場所だ。あちら側の炊き出し時の行列と脇で歌う演歌歌手、こちら側の珍しそうに見ている観光客のギャップが凄…

 「使い込み!」

高低差のある道路を繋ぐ階段がスロープに変更され、車の通行禁止のサインとしての日本のポール。土台も無しに蛍光オレンジの日本のポールがナントも新鮮だ。アスファルトから直立する姿が凛々しくもかわいらしい。ただ予想以上に通る人が当たったり、子供な…

 「消火栓の意味とはいずこへ?」

渋谷駅JR山手線構内の消火栓。消火栓=赤のイメージを見事に崩してくれている。改札を入って新宿方面への階段のすぐ脇にありとても目立つところに存在しているが、このデザインだと普段は見過ごしてしまいそうだ。二色の黄色と細部に赤、青、緑の縦ラインが入…

 「デザイナーズ駐車場」

渋谷駅近くの雑居ビル群の駐車場塔。何気ない駐車場だがファサード面の目地といいファサードデザインされている。一見すると一棟の雑居ビルのようにも見えて面白い! map:x139.6971y35.6556

 「団地Sculpture」

東急大井町線大井町駅前の団地。大井町線終点大井町駅=大型団地と記憶されるぐらいに街の「ランドマーク」と化している。「グリッド」に小さな開口部から各部屋の日常が出ていて面白い。近くで見ると要素が無いだけに大きな彫刻として見えてくる。大量収容の…

 「カオスの集合体」

東急大井町線大井町駅高架下に広がる高架下店舗兼住居の裏側。表側は間口二間ほどの店舗が連なるファサード。高架の四間ピッチの柱間に収まってる事により二間づつが強制的にペアを組まされた裏ファサードになっている。それにより「フレーミング」「グリッ…

 「チラシファサード」

新宿甲州街道沿いにあるドラッグストア(ダイコクドラッグ)の看板。大胆にも広告掲載する商品の特売をファサードの看板として採用している。新宿南口駅とパークタワーの間に位置する店だけに大量に行き来する人を取り込む戦略なのだろうか。短期間で入れ替わ…

 「一瞬の駅前の出来事」

駅前の年末年始の飾りの大片づけ風景。飾りも取らずにトラックに押し込められているクリスマスツリーがとてもかわいらしく見える。去るときもクリスマスツリーとして扱われてる姿がとても良かった。大きな熊、大きな象を搬送しているような風景だ。彼らはま…

 「4D的なファサード」

南青山裏にあるビルの外装。一階がアジアンテイストのレストランがある既存の建物。店舗のインテリアが外壁面まで侵食してきている。逆に壁面に竹が寄生しているようにも見える。上部の端部がフリーで終わって居て少しはみ出た上に揃ってないのがそう思わせ…

 「一過性と永続性」

COMME des GARCONS(comme des garcons Aoyama)構造と切り離されているファサードを自由に扱っている。円錐形を元に組み合わされたファサードは水色の点のシールで覆われている。スクリーントーンを彷彿とする表現をファサードに上手く利用している。点の集合…

 「副産物ファサード」

仮囲いで覆われた建設現場。仮囲いが使い回されてる建材であるが故に微妙な色の配色になっている。微妙な光沢感がある素材が故に見る角度によって光ってる部分があったりしている。ビル一杯に借りが恋されてるが故の形態の露出。工業製品、使い回される素材…

 「遠景 >>> 近景」

表参道裏に出来たkate spadeの店舗。洋館を改修して店舗に使われている。外壁の煉瓦をそのまま生かして新たにメッシュ状のネットを覆わせてファサードを形成している。Jean nouvelのSant-James Restaurant Hotelの様にメッシュで覆われているのだが。素材自…

 「フェイクファサード」

ファサードのリフォームに竹を用いてる例。路地裏の昔からある飲み屋。京都祇園の様なファサードの様相を出そうとしている。竹の短冊を既存のファサードにビス止めしただけの建築。面で二面覆うことにより角地と言うこともあり少し高級感が出ている。よくよ…

 「デッキ路上空間」

表参道遊歩道(キャットストリート)シャネル前にウッドデッキにcafe出現。小泉総理の発案で、車、中心の道路から人、中心の道路になると街は商店はどう変わるのかという社会実験。違法駐車、違法看板、歩きタバコetc、安全と環境の整備がテーマのよ…

 「覆い尽くす自然」

事務所近所の空き地。最後の成長の雑草。一瞬にして黄色の雑草群に覆われてしまっていた。人が住んでる住居以外の空き地はすべて雑草に覆われていた。都会ならではの自然を感じた瞬間であった。自然に覆い尽くす自然はとてつもないデザイナーである。

 「苦肉の策」

渋谷にあるHMVのセンター街口の階段。以前からカラーコーンがあったり注意書きの「階段等に座らないでください」があってごちゃごちゃした感じがあった階段。休む場所を店舗以外に設けてこなかったつけが現れてる場所である。情報過多でただですら疲れやすい…

 「スクリーンと空」

渋谷北口に突如出現したモニター。一見何気ない普通のモニターに見えるが凝らして見ると裏が透けているのが分かる。そうやら後ろからプロジェクターで当てている様だ。何も映ってないときには後ろを走る銀座線がわずかに見えるから不思議だ。新しい地下鉄の…