Architecture

 「体感鑑賞」

モルタルを吹き付けた壁面の表情。 暖炉脇の椅子、ガラスでフレーミングされた風景、展示室真ん中の座るというよりか寝転びなさいと言わんばかりのカーブを描いた椅子。 真横に寝ころび専用椅子。

 「空間鑑賞美術館」

建築をやっているにも関わらず全く知らなく建築以外の友人達に誘われ事前情報0で訪れた場所。 千倉の地にアトリエを持つ写真家浅井愼平氏の作品を収めた美術館。 池の奥に建っていて、周囲の風景にも溶け込み、一見いつの時代に建てられてたか分からない様…

 「ぽっかり階段」

勝ちどきにあるマンションの共有階段部分。 map:x139.7788y35.6580 丁度道路のファサード側にぽっかり階段の開口部が空いていて夜見るとそこだけ内部の明かりが漏れていて奇麗だ。 とかく背後に付け加えるような階段を大々的にメインの空間要素として、固ま…

「模型スタディ」

屋根に人が集う「屋根の家」(2001年)、空中に浮かぶ「展望台の家」(2004年)、大胆で楽しいアイデアを実現させ、注目される建築家、手塚貴晴+手塚由比の展覧会。 「ふじようちえん」(2007年竣工予定)は、3本の大ケヤキが貫く園舎の屋根の上を500人の園…

「各階個性」

乃木坂駅前の健保会館。map:x139.7267y35.6673 ギャラリー間に行き来する機会は多いものの、その隣の建物のファサードが結構こっているのになかなか気づかない。 目立つ訳でもなく解け合ってるファサードだ。 細部を見ると色々綺麗な収まりになっている。 各…

 「都市の彫刻」

乃木坂駅前にあるマンション。map:x139.7274y35.6690 均質なSRCファサードのピッチを少しリズムをつけて再構成することによって調和がとれてる上に単純ではないファサードを形成している。 特に道路に面していて立体的に見えるファサード。 ガラス面の光沢と…

 「過去への感謝」

Renzo Piano設計のJean-Marie Tjibaou Cultural Center(1991, Noumea - New Caledonia) 映画the Time Machineに出てきた80万年先の未来の谷間の都市の原型と思われる建築。 10棟の大きさの異なる「カーズ(住居小屋)」にカナク文化を称えるための様々な機能…

 「超未来原始的都市」

the Time Machine 時間旅行という概念を初めて創造したH.G.ウェルズによる不朽のSF文学を、そのひ孫であるサイモン・ウェルズが監督 タイムマシンによって行く80万年後の未来世界。 今まで描かれてきた映画の中での未来都市像(レトロフューチャー)の先の世…

 「デティール世界」

槇文彦(槇総合計画事務所)設計、中津市立小幡記念図書館 建物細部のデティール。 中津市立図書館

 「ルーフテラス」

槇文彦(槇総合計画事務所)設計、中津市立小幡記念図書館 ファサードがわ通りと裏庭を繋ぐ、二階ルーフテラス部分。 図書館開架書庫一階からの吹き抜け階段を上った二階にあるスタディルームはこのルーフテラスに面している。 雁行している二階の入り口、プ…

 「ブリッジ階段」

槇文彦(槇総合計画事務所)設計、中津市立小幡記念図書館 小幡記念図書館は、福沢諭吉を終始補佐し慶應義塾大学第2代塾長を勤めた小幡篤次郎氏の蔵書や著書、 遺墨などを収蔵した図書館。 中津の古い城下町に調和した近代的な建築。 敷地は中津城へつ続く…

 「立体構成建築」

福岡にある大通りに面した商業ビル。 上部に張り出した三階を支える日本の太い柱をファサードのガラスの裏側に回すこと、一階部分を少し地面からあげていること、地下との境目に薄い見切りを入れることで存在を軽くしている。 この柱自体をライトアップする…

 「入ってビックリ空間」

有馬裕之+Urban Fourth設計 VOID+H.M.P 隣の建物。 ファサードが二枚に黒い壁がずれているだけのファサード。 黒い壁のファサードからは全く内部空間を予想する事が出来ない。 裏原宿系のショップでファサードに全く内部空間の表示が無いショップが最近増…

 「複雑構成空間」

有馬裕之+Urban Fourth設計 VOID+H.M.P。 外部にも露出している空中中庭。 この中庭を介してもう一つの店舗や上階にある展望台などいくつかの要素が集結している。 中庭を介した上階の事務所の内部空間自体も階段で上階の円柱の部屋に続いていたり、またこ…

 「断面ファサード」

有馬裕之+Urban Fourth設計 VOID+H.M.P。 limpid同様内外が混在している空間。 側面のファサードを見るとそれがわかりやすい。立体的に内外の空間が織りなされて構成されている。 ここでも通り側ファサードに内部の円柱状の空間への扉がファサードについて…

 「内外混在空間」

有馬裕之+Urban Fourth設計 limpid 丁度福岡の裏原宿的な立地に建てられている。 非常侵入口が筒状になっていて吹き抜け空間を横切り、ファサードにはそれが白いパネルとして露出している。 全体的にガラスで覆われ、区切られている贅沢な空間。 有馬氏自身…

 「路地空間ボックス」

九州福岡「イル・カセット」前の繁華街。 map:x130.3951y33.5853 上空から見ると分かる様にとても長い路地的なショップ。 裏原宿にあるような路地に面するカジュアルウエアのショップが長屋のプレハブの中にすっぽり収まっている。 基本的には片廊下の通路を…

 「原寸手書き図」

芸大にて行われていた吉村順三建築展のエントランスにあった原寸図面。 「軽井沢の山荘(吉村山荘)」(1962)の当時の図面を原寸まで拡大して展示している。 残念ながら軽井沢の山荘は二階部分がメインなのでロビーに立ったりして空間を感じる事は出来ない…

 「紙管空間クローズ」

坂茂氏設計による「紙のギャラリー(1994)」『MDSギャラリー』が、敷地の契約期間が切れるため2005.12.24閉廊されてしまった。 1994年に三宅デザイン事務所の情報発信の場として建てられ、その後企画運営に三宅一生氏に、小池一子氏とこの建築の設計者であ…

 「アテネ・フランセ」

吉阪隆正+U研究室設計のアテネ・フランセ。(東京都千代田区神田駿河台2−11) 神田駿河台崖地に建つフランス語からギリシャ語まで教える語学学校。 吉阪隆正+U研究室設計大学セミナーハウス同様、長期に渡って増築されながら現在のような建物の形になって…

 「良い刺激」

T工大の知り合いの事務所ISSHOのオープンハウス。 VOXEL HOUSE 2003-2004 はShinkenchiku, October 2004, Tokyo, Japan.に掲載されるなど同世代がこうやって発表し続けているのはホント刺激になる。 実際に出来てそれを発表出来るのは説得力がある。 コンセ…

 「浪速でもApple Store Design」

遂にオープンしたApple Store, Shinsaibashi。大阪市中央区西心斎橋1-5-5 アーバンBLD心斎橋. これまでのApple Store同様Bohlin Cywinski Jacksonが設計をしている。 BCJ | Home 同様に階段がガラスで特徴的。渋谷店同様螺旋階段となっている。 「ガラス階段…

 「統一Apple Store Design」

遂にオープンしたApple Store, Shibuya。 (東京都渋谷区神南1-20-9 ABC-Mart 公園通りビル 03-6415-3300 営業時間 月曜日〜日曜日 10:00 a.m.〜 9:00 p.m.) これまでのApple Store同様Bohlin Cywinski Jacksonが設計をしている。 BCJ | Home 今まで同様に階…

 「80年目の実現」

ニューヨーク州バッファローに、Frank Lloyd Wright がデザインした墓標Blue-Sky Mausoleumが80年ぶりに完成した。 フランク・ロイド・ライトの友人でパトロンのダーウィン・マーティン氏の依頼でマーティン家の為の墓標としてデザインされたもの。 その後マ…

 「上から下と下から上」

「イル・カセット」福岡市内にある古谷誠章+NASCAの商業ビル。 上から下と下から上空間の接続が微妙に違うし認識が違う。 そこら辺が顕著に感じられて空間であった。早稲田大学古谷誠章研究室 http://www.japandesign.ne.jp/HTM/JDNREPORT/000628/sumu-2.ht…

 「商業ビルの持って生まれた宿命か!」

「イル・カセット」福岡市内にある古谷誠章+NASCAの商業ビル。 住所:福岡県福岡市中央区大名1-2-5 map:x130.3949y33.5858 最上階の店長さんが気さくな方ではるばる東京から見に来たと言うと隅々まで見せてくれた。 大吹き抜け空間に階段と通路が配置されて…

 「船上店舗」

Kids Go Round(世田谷区奥沢2-37-6 tel03-3724-4701)。 自由が丘にある間口一間の幅しかないアメリカンユーズドの子ども服中心のお店。 店の半分がデッキと言うのも何とも面白い。遠くから見ると通り沿いに電車が走ってるようにも見えるし、船があるように…

 「さあ今一度住宅設計しよう!そこには何が必要か!?」

「住宅巡礼」 中村 好文 (著) B5判/159ページ/2940円(定価) ル・コルビュジエ、フランク・ロイド・ライト……巨匠建築家の実力は個人住宅にこそ発揮された。家を美しく快適にするための独創はどこにあるのか。カメラとスケッチブックを片手に世界各地を訪…

 「住宅変遷異常なし」

第9回 家づくり物語 Present 「千葉学 住宅の現在」建築家千葉学がいままでに設計した17の住宅を、現在の住人よる撮影により、住まい方を含めた現在の状況を提示するとともに、現在進行形の住宅の工事写真や設計中の様子などを展示。 HUKLAのショールームは…

 「痺れるアングル!」

映画の空間を表現するときに建物や都市が良く描かれてることが多い。 「CODE46」でもエスカレーターやホテルの回廊などの建築空間で未来的な空間を表現している。 特に気になったショットは移動シーンでのホテルの吹き抜けとエスカレーターだ。 移動シーンは…